内面と外見のギャップに悩んでいる方へ
(アメーバブログで4回に分けてお伝えしていた内容を一つにまとめ、加筆修正しました)
1 人にはそれぞれ外見の雰囲気(人からどのように見えているか)があります
2 外見の雰囲気は、その人の内面と一致するとは限りません
3 でも影響はしあっています
4 結論
外見の雰囲気が、内面と一致しているとは限りません
内面と外見の雰囲気にギャップがあってそれがイヤ、なんとかしたいと思っている方へ。最初から結論めいたことを言ってしまいますがこれを埋めることはかなり難しいです。まず内面。内面を変えることが難しいのはみなさんよくご存じなのではないでしょうか。そして外見の雰囲気。服で外見をより魅力的に見せることはできます。でも外見の雰囲気そのもの、たとえば強そうに見えるとかおっとりして見えるとか、これも変えられないといってもいいでしょう。
外見の雰囲気がその人の内面と一致するとは限りません。まずは一旦切り離して考えたほうがいいでしょう。たとえば外見が強そうに見える人はどんなに内面が気弱だったとしてもそう見えます。気が強くてバリバリやるという方でも、外見は頼りなさそうに見える方はいらっしゃいます。そう見えるものは見えるということ。
でもギャップがあることに悩んでいる人もいますよね。たとえば先ほどの外見は強そう、内面は気弱という方の場合。(本来は持っていない)強さとか出来る感じとかを周りから求められている気がして辛くなる…。本当は優しいのに周りから怖いと思われることがあってイヤになる…。こういう場合、服で外見を優しそうにとか、弱く見せることはできませんかと相談を受けることがあります。では外見が強く見える人がそのような印象の服を着るとどうなるか、具体例をあげてみます。
外見が強く見える人、たとえば米倉涼子さん。米倉涼子さんが本当に気が強いのかどうかはわかりませんが、見た目は強そうに見えますよね。その米倉涼子さんが弱そうに見える服…そうですね、幼く見える、子どもっぽい、かわいらしい服にしましょうか、そんな服を着ていたら。すごく違和感を感じませんか?もっと言ってしまえば…頭が悪そうに見えませんか?そういう服を着た米倉涼子さんが気弱なところを見せたり、ちょっと失敗をしてしまったりしたら、あまりよくは思えないのではないでしょうか。
では今度は米倉涼子さんがその外見にふさわしい、格好いい、最新流行の服を着てとてもすてきに見えているとしましょう。その米倉涼子さんが気弱なところを見せたりちょっとした失敗をしてしまいました。あの格好いい米倉涼子さんにもそんな気弱なところがあるのねとか、そんな失敗をしてしまうのねとか、なんだか親近感を持ったりしませんか。
服のイメージがそのまま着る人の雰囲気にはならないということ。そして服のイメージと着る人の外見の雰囲気にギャップがあれば、それこそ違和感を感じさせ、もちろん魅力にはつながりません。
内面と外見のギャップについて
先ほど外見の雰囲気、人からどのように見えているかはその人の内面と一致しているとは限らないとお伝えしました。ただ全く関係ないと言い切ってしまうと嘘になるのですが…。まずここでは内面と外見の差について書いてみたいと思います。またその人の内面について、本当のところは他人からはわからない、だから他人からはどうしても外見で判断されてしまうといったことにも触れたいと思います。
今回も外見=強そう、内面=気が弱いという方を例にしますね。この方をAさんとします。まずAさんが本当に気弱なのかは周りからはわかりません。Aさんの心の中のことだから。もし強気な行動をしているように見えたとしても、Aさん自身が「ほんとは気が弱いけど、すごく頑張ってるんです!」って思ってるとしたらどうでしょう?本当に気が弱いのかどうか、外からはわかりません。
また外見が強く見えるので、周りから強さを求められるとAさんが感じることが多いと思います。「私はこんなに強いと思われているのに、実際の私は…」というように、求められていることとの比較で「私は弱い」と思い込んでしまうこともあると思います。つまり実際がどうかは周りからは本当のところはわからないし、わかりようもない。わからないから本人が「弱い」と思っていても周りからはその外見の強さのほうに目がいき、そう判断してしまう。
たとえば外見=セクシー(女っぽい)、内面=男前。同性の友だちからなぜか反感を買うといった経験があり、それはどうも自分の女っぽさのせいではと思い至り、あえて男前にふるまっているうちに本当に内面が男前になったとお話してくださる方もいらっしゃいます。また外見にセクシーな雰囲気などがある方が、私はがさつ…などと思っていたらとても自分がセクシーだとは思えないでしょう。でもそのような雰囲気が外見にあれば、周りはその人をセクシーとか女っぽいと感じるのです。
もう一例、外見=おっとり、内面=やり手。外見がおっとりした感じだと頼りない感じ(ささえてあげないと…)に見えることがあります。その頼りない感じに見られるのがイヤで、仕事などのスキルを上げていったとか強くあろうとしている方もいらっしゃいます。またもともとやり手な方なら、やり手というイメージとおっとりが相反すると感じていたら「私はおっとりしていない!」と思い込んでしまうかもしれません。
影響しあっています
内面と外見は一致しているとは限りませんが、影響はしあっています。影響は自分の外見に反発する場合と同調する場合と両方あります。反発というのは外見が○○に見えることがイヤなので内面を○○じゃないように変えていったとか「私の外見は○○じゃない!」と否定するなどですね。
同調について。外見の雰囲気とその人の態度や行動などが合っていると違和感がないので、周りの人から受け入れられやすくなります。その状態は周りの人にとっても本人にとっても居心地がいいはずです。そして本人は受け入れられている、居心地がいいと感じるとそう振る舞ることが多くなると考えられます。
たとえば外見が強く見える人、Aさん。周りからはリーダーシップを求められることが多いのではないでしょうか。たとえAさん本人はそんな柄じゃないと思っていたとしても、周りの人にとってAさんにその場を引っぱってもらうことは自然な感じがします。Aさんの意見に従うということが、その場にいる人にとって動きやすく感じたりします。そうやって求められてした行動がうまくいくという経験を重ねることで、だんだん外見と振る舞いが近づいていく…ということは考えられます。
たとえば外見が上品な雰囲気のBさん。外見に上品な雰囲気のある方が大きいアクションとか慌ただしい動きをすると、うるさく感じます。子どもっぽい動きをするとわざとらしく感じたりします。Bさんが落ち着いた行動をして笑い方なども豪快に笑うのではなくにっこり上品にほほえむと…周りの人から受け入れられやすく、褒められやすい。そうするともしBさんの性格など内面が外見の雰囲気とは違うものであったとしても、外見と振る舞いが近づいていく可能性があります。
結論
ただ無理して外見に合わせた行動をする必要はなく、それより似合う服を着て自然に振る舞うほうが魅力的だと私は考えています。そのほうがあなた自身、楽しくないですか?似合う服を着るとあなたの外見と服が調和し、周りがあなたを受け入れやすくなります。周りにとってあなたが魅力的にうつるので、自然な振る舞いにも魅力を感じやすくなります。
似合う服とは、着る人の外見の雰囲気と服のイメージが一致しているということ。似合う服を着ることでその人の内面(それが外見とギャップがあったとしても)をも魅力的に感じさせてくれます。そして服なのでただ着るだけです。たとえば外見が強く見えるからと言って、強そうに振る舞う必要はないんです。似合う服を着て自然にしているだけで、周りの人が好意的に受け止めてくれます。
ただし…これはとても大事なことなので、しっかり認識してください。人からどう見えるかは気になってしまうし、気になるのはわかります。でも他人の感じ方をコントロールすることはできません。できるのは自分がどうしたいか、どうするかを考え実行すること。そして私は自分で自分を認め、自分らしくいることがいちばんだと思っています。
イメージコンサルティングでできることは、あなたに似合う服がわかるということ。似合う服は自分をすてきだと思わせてくれます。そしてもう一つ、あなたの外見がどう見えるのか、その傾向を知ることができるということ。これはパーソナルデザイン・タイプでわかります。
イメージコンサルティング
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