自分の服を着る(違いを認める)
この仕事をしていてよかったと思うとき。
それは「自分のおしゃれ」を楽しむことができるようになりました、と言っていただいたとき。
(他にもたくさんありますが)
他の誰のものでもない、自分自身のおしゃれ。
そして私にとってよかったのは、ひとりひとり違うことが実感できたこと。
【みんなと一緒じゃないといけないのでは?】
これは私が無自覚に思ってきたことだと思います。
着るものに限らずもっと全般的なことも含めて――能力、考え方、果たすべきこと、……などなど。
ちゃんと考えたらわかることなのですがこれ(能力、考え方、…)全員違うのが当たり前ですよね。
でもなぜか、みんな一緒じゃないといけないような気がしてしまう。
ファッションに関してだけでも、基準は一つだと思わされてしまう。
特に若いとよりそう思ってしまうのでは?
(できそうだから。たとえば体型。頑張れば変えられそうな気がしてしまう)
(私はそうでした)
ですがイメージコンサルティングという仕事を通じて、全員違うということを日々実感しています。
同じタイプだったとしても全員違うんです。
そこがわかっていないと診断やアドバイスができません。
似合うものは全員違う。
それぞれの持つ美しさ、すてきさ。
これも全員違う。
そしてその「全員違う」。
これはファッションだけじゃないんだなと本当に思えるようになってきたことは、私にとっては大きな収穫でした。
(といいつつ)ファッションやイメージコンサルティングの話にもどします。
このブログのタイトルは「イメージコンサルティングで美人になる」ですが、美人の基準はひとつではありません。
美人の基準はひとりひとり違うと私は思っています。
何かに合わせようとするのではなく(モデルさんや女優さん、インフルエンサーやおしゃれな友だちのようになろうとするのではなく)自分だけの美、自分だけの服を見つけること。
これがラクに早くきれいにすてきになる方法。
さらに言えば、私はみんなが似合う服を着なければいけないとは思っていません。
みんなが着たい服、好きな服を着ればいいと思っています。
(私は似合う服を着ることで自分がいい感じに見えるので、似合う服を着たい)
ですが着たい服を着ることに対する圧力ってありますよね。
先ほどお伝えしたような無言の圧力。
(直接何か言われるわけではないけれど、みんなと同じようにしなければいけないと感じさせられる)
そして実際にはっきり言われることも。
これはあるお客さまからいただいたイメージコンサルティングのご感想です。
(一部省略、変更しています。また掲載の許可をいただいています)
このご感想は、この記事がまだ下書きだったときにいただいたのですが、伝えたいことは同じかもしれないと思い、とても共感しました。
確かに自分を貫くことに対しての覚悟、いると思います。
私もそうでしたし、今でも自分にそう言い聞かせているときがあります。
ですがそうしていくうちに、口出しをする人は減っていきます。
減ってはきますが、でもゼロにはならないですね…言う人は言ってきます。笑
他人が着てる服って、本来自分には関係ないじゃないですか。
もちろん感じることはあるでしょう。
好きとか嫌いとか。
でもそれ、口に出す必要はないし、出すべきではないです。
口を出してくる人ってきっと何かうまくいっていなくて……
人をコントロールすることで自分がうまくいくと思っているとか、相手を従わせることで自分のやっていることが正しいと思いたいとか。
そういう人達なのではないかと思います。
(最後ちょっと辛口ですが……
私も若い頃、悲しかったり悔しかったりといった経験があって……口を出してくる人に遭遇したとき、こう考えたら少しはラクになるかなと思っています)