パーソナルカラーの基本とアフターフォローについて
(アメーバブログ掲載時のタイトルを変更しました)
パーソナルカラーの基本。忘れちゃったという方、いらっしゃるかもしれません。今回お伝えする内容は「そんなことは知ってる、大丈夫」という方と「忘れちゃった(知らなかった)」という方と両極端かもしれないですね。
色相しか見ていない?
パーソナルカラーの各タイプには、次の3つについてそれぞれ特徴があります。
・色相
・彩度
・明度
パーソナルカラーがうまく使えないという方は、色相しか見ていない可能性があります。色相とは赤、青、黄といった色みのこと。この色相(色み)だけでパーソナルカラーを選んで組み合わせると、顔色や印象がよくなるといった効果を感じられなかったり、ものすごい色合わせになってしまうといったことも起こります。
彩度と明度もとても重要です。
明度
明度とは明るいか暗いか。(厳密にいうと違うのですが)パーソナルカラーの選択では「薄いか濃いか」と覚えていただいたほうがわかりやすいと思います。
たとえば春タイプ。明度が高い(薄い)色のほうが得意。基本的には薄い色どうしの組み合わせがおすすめ。失敗しにくいです。でも濃い色が全部ダメということではなくどう使うか、どう組み合わせるか。(パーソナルデザインも関わってきますがそこは応用編の範疇)
①濃いオレンジのトップスに、濃い黄緑のボトム。 これは組み合わせとしてはかなりきついです。
②濃いブラウンのスーツのインナーに濃いオレンジ。これならパーソナルデザイン・タイプによってはいけますね。


③濃いブラウンのスーツなら、インナーは薄い色のほうが無難です。
④濃いオレンジのトップスに薄いベージュのボトム、そこに濃い黄緑の小物(ベルトやアクセサリー)。 これもパーソナルデザインによっては使える組み合わせ。
春タイプの方が濃い色を使うなら、色はニュートラルカラーなのかアクセントカラー(またはそれに近い色)なのか、面積はどのくらいかといったことを考えましょう。またパーソナルデザイン・タイプ、服のデザインや素材などによっても見え方がかわります。素材は本当に大事です。
冬タイプは中明度に注意。特にニュートラルカラー以外。中くらいの濃さの色はハデに見える可能性があります。これもパーソナルデザイン・タイプによってはその派手さを利用することもできます。
彩度
春、冬はどちらも高彩度。でも低彩度の色を選んでしまうとなんだか冴えない感じになったり。夏、秋は低彩度。彩度の高い色を選んでしまうと色ばかり目立ったり。
こういったことはカラー手帳をお渡しするときに説明し、また診断後お渡しする資料にも記載しています。ただコンサル時は他にもたくさんの話をしますし、また受診される方も「手持ちのあの服どうかな」「これからどう選んだらいいかな」と
頭がいっぱいだと思うんです。また1回の説明で全て覚えて使いこなせるようになるというのも現実的ではないですよね。アフターフォローはそのためにあります。

↑カラー手帳。ときどきパーソナルカラー診断を受けたけれど色見本はもらっていない(購入していない)ということをお聞きしますが、パーソナルカラーを使うなら色見本は必要です。
アフターフォロー
写真やネットの画像
まず大事なこと。写真やネットの画像では色の判別は難しいということ。現物とは違って見える可能性があるということですね。通販で買った服の色が思っていたのと違うということ、ありますよね。
写真やネットの画像の服の色について「この色は春(夏、秋、冬)ですか?」というご質問には、
・色の判別は直接見ている人がいちばん正確にできます
・私(コンサルタント)が見ている色は現物とは違う可能性があります
ということを前提にお答えしています。
ただ色について質問してはいけないということではないのです。もちろん色そのものについては推測になってしまいますが。ただデザインとの兼ね合いや色の組み合わせなど、トータルで判断してアドバイスをしています。
たとえば先ほど明度のところであげたような春の色の組み合わせ。最初から全て覚えようとすると大変です。試着や手持ちのアイテムで組み合わせてみて「春色どうしなのになんだかヘン…」といったときに質問をしていただくと理解しやすく、その後も使える知識になると思います。パーソナルデザインも加味してアドバイスしますので、自然に応用編も身につくと思います。
買うか買わないか
お店で見つけた服。デザインは合っていると思うし気に入った。でも色は外しているかも。買うか買わないか迷う…。そのようなときはご相談ください。
アドバイスはデザインなども含めたトータルで行っています。色を外しているならどう外していて、どの程度得意な特徴を含んだ色(だからOK、またはNG)なのか。総合的に考えて、またその考え方も含めてアドバイスをしています。
質問とアドバイスのやり取りを繰り返すことで、選び方のコツを掴んでいただけます。
(今回の記事では各パーソナルカラーの基本について全ては説明していないので、忘れちゃったという受診者さまはもう一度資料を見てみてください)
イメージコンサルティング