せまくしないし、したくない(カラー )
(この記事はアメーバブログで2回に分けてお伝えしていたものを一つにまとめたものです)
ベストカラーは必要?
パーソナルカラー診断を受けて、たとえば「秋」という診断結果だったとします。さらにその中のベストカラー、特に似合う色を特定してもいいとは思いますが…(私はしていません)。あまり実用的ではないです。
まず、もしあなたが秋タイプだったら秋色は全て、どの色を使っても120点以上とれると思ってください(秋色を身に付けたときの顔色とか印象など)。秋色の中には200点くらいとれるものが数色あるかもしれません。200点とれる色が3色あったとして、その3色をいつも使いたいですか?それより、たくさんある似合う秋色をいろいろ使いたくないですか?
さらにもっと現実的な話。服を買いにいってそのベストカラーが見つかる確率はどのくらいでしょう?服の買物は、買おうとするものを限定すればするほど見つかりにくくなってしまいます。ベストカラーに限定せず秋色のものを探す方が見つかりやすいです。
それに色だけではないですよね。デザインも気に入り、かつ色もとなると…、ベストカラーのものが見つかる確率はどのくらいあるのでしょう?
ところでパーソナルカラー診断を受けられた方、色見本はお持ちですか?「診断受けたけれど、色見本もらってません」とお聞きすることがあるのですが、それでは自分の色の服は探せません…。色の記憶はかなり曖昧です。また紙のチップは服などの布地と比べたとき、色が合ってるのかどうかわかりにくいです。

私がイメージコンサルティングでお渡ししているカラー手帳。布製チップ、40色入り。カラー手帳の使い方ももちろんお伝えしています。
パーソナルカラーを使う目的
使う色をせまくしないということについて、もう少し。パーソナルカラーを知ってしまったらパーソナルカラーだけしか使えない?いえいえ、そんなことはありません。パーソナルカラーを使う目的が理解できていれば、パーソナルカラー以外の色も使えます。その目的が達成できればいいので。
(パーソナルカラーを使う、いちばん大事な目的についてはイメージコンサルティングを受けていただいた方にお伝えしていますが)他にも使う目的はあって、たとえばカラーコーディネート。同じ季節どうし、たとえば夏色どうしの相性はとてもいいので、全身を夏色でコーディネートすればカラーコーディネートなど色の知識がなくても、とてもセンスのいい組み合わせができます。でも夏色以外を使いたかったら、夏色と相性のいい色を使えばいいんです。これにはある程度の色の知識やセンスなどは必要ですが。
色の知識やセンスに自信がありませんという方はご相談ください。たとえばお買物で、すごく気に入ったデザインの服を見つけたのに自分のパーソナルカラーではない…ということもありますよね。そのようなときはアフターフォローでカバーのしかた、組み合わせのコツなどをお伝えしています。
使える色を限定しすぎて服が見つからないのは、本末転倒だと思います。おしゃれは楽しむためのものなので。
イメージコンサルティング