キュート・タイプの大人寄せ
キュート(アバンギャルド、ボーイッシュ)タイプの方からご質問をいただきました。
オフィスで働いているのでTPOに合わせた服装が必要です。キュート(アバンギャルドボーイッシュ)が大人寄せするポイントを教えてください。また寄せやすいキュート以外のパーソナルデザイン・タイプはありますか?
キュート・タイプは子どもっぽい。かわいらしい、子どもっぽい服しか似合わない。もしかしたらこんなふうに思っている方がいらっしゃるかもしれませんが、誤解です。もしそうだとしたら「大人の」キュート・タイプはとっても困ってしまいます…
ただいわゆる大人な感じの服、ごくオーソドックスなスーツとか奥様風ツーピースといったものはキュート・タイプはダサくなったり、老けて見えたり…ということはあります。
ではどう選べばいいのかといいますと。TPOに合わせた服装、たとえばオフィスにふさわしい服選びといった場合も基本は同じです。小さめ、どこかに変化をつける、ボーイッシュならパキッとした直線、アバンギャルドならシャープなラインを意識するなど。
ご質問の寄せやすいキュート以外のパーソナルデザイン・タイプはありますか?について。基本は同じということは、大人っぽくするために他のパーソナルデザイン・タイプの服選びに寄せるということではないんですね。確かにアバンギャルドはファッショナブル・タイプの小型版という言い方をしますし、ボーイッシュとナチュラルの共通点もなくはない。
ですがキュートはキュート。ファッショナブルともナチュラルとも違うんです。キュート・タイプとしての大人な服選びが必要です。またこのご質問は、大人っぽくするためにキュート以外の「大人な」タイプに寄せられればということからかと思うのですが、そもそもキュート・タイプは子どもっぽいとか、子どもっぽい服しか似合わないというわけではありません。
ただ若いキュート・タイプの方に特にお伝えしたいことがあります。キュート・タイプは変わったもの、個性的なもの、ちょっとふざけた感じなども似合いますよね。若いとさらに。とても変わったものとか、すごく個性的なものとか、かなりふざけた感じとか。若いキュート・タイプの方はそういったものが本当によく似合って楽しいですよね。
ですがそのような服はオフィスでは浮いてしまいます。ではどうしましょうか。ここはですね…
妥協してください。オフィスでどの程度求められているかにもよりますが。
オフィスにふさわしい服装は、いくらキュート・タイプの方に似合うものを選んでも若いキュートさんにとっては「似合う!」という満足が得にくいかもしれないということ。すごく個性的なものやとても変わったものを着たときの「あまりに似合う」という感覚、記憶を持っているだけに、オフィスにふさわしい服装にしたときとのギャップを感じやすいと思います。
これが若いキュート・タイプの方が「オフィスの服装どうしよう…」ってなりやすい理由です。
またとても変わったもの、すごく個性的なものは大人っぽく見えにくいものもあります。中には子どもっぽいものもあるでしょう。これがキュート・タイプは子どもっぽい服が似合うといった誤解の原因になっているのかもしれません。
そして若いキュート・タイプの方にとってはだいぶ先のことになると思いますが…。年を重ねると、とても変わったもの、すごく個性的なものはしんどくなってくる。少しならOK。むしろ大人のキュート・タイプの方にはこちらを推奨します。少し変わったもの、少し個性的なもの、少しふざけた感じのものなど。
年を重ねてもすごく個性的なものが似合うキュートさんもいらっしゃいます。またその年を重ねてですが、何歳で変わるのか、いつ「すごく」個性的より「少し」個性的が似合うようになるのかも人それぞれ。(たぶんみなさんが思っているよりだいぶ先です)
今回はキュート・タイプがオフィスなど、あらたまった場面での服を選ぶときの心構え、特に若いキュート・タイプの方にとっては妥協がいるかもしれないということをお伝えしました。別の記事でキュート・タイプのオフィススタイルについて、具体的な例をあげてポイントをお伝えしたいと思います。
キュート・タイプがオフィスで着るなら 具体例その1
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