パーソナルデザインについて、あれこれ
似ていても同じタイプとは限らない
パーソナルデザイン診断では、本当にいろいろなところを見ます。きっとみなさんが思っている以上に。
パーソナルデザイン診断で各タイプの説明をするとき、その補足として有名人を例にあげます。各タイプの雰囲気や特徴などを具体的に想像しやすくするためです。ですがその有名人に似ているからそのタイプ…とは限りません。そのタイプの人に似ていても同じタイプとは限らないんです。ヒントにはしますがイコールではない。
先日診断を受けてくださったYさんは佐々木希さん似のとってもかわいい方でしたが、タイプは違っていました。Yさんはキュート・タイプですが、佐々木希さんはキュートではないんです。また親子、きょうだいなどで似ていても、タイプは異なるといったこともよくあります。
似ているから同じタイプとはなりません。受診者があるタイプの有名人に似ていたとして、それは判断材料の一つにはしますが、それで決まりではないということ。パーソナルデザインの判断材料は本当ににいろいろです。
パーソナルカラーとの関連
色も大事
似合う服選びはデザインさえ合っていれば色はどうでもいい、似合うかどうかに色はそんなに大事ではないと思っていませんか?実は私自身が過去、診断を受ける前はそう思っていました。
服などの色の影響、たとえば○色の服だと印象がいいとか、きれいに見えるとか。そういうことはどちらかというと自分ではわかりにくい(ちゃんとわかる方もいらっしゃいます)。比べるとデザインのほうが合ってるかどうかわかりやすい…少なくとも私自身はそう思っていました。
ですが色もすごく大事なんです。たとえば全く同じデザインの色違いの服。A色だとしっくりくるのにB色だとなんだかものすごくハデとか。C色を着ると華やかなのにD色だと地味とか。そういう経験ありませんか?それは気のせいとか自分だけがそう見えるのではなく、多くの人からそう見えている可能性があるのです。
パーソナルデザイン診断にはパーソナルカラーが必要
パーソナルデザイン診断ではいろいろな方法でタイプを見出していきますが、そのひとつ、シミュレーション。私の頭の中でいろいろ着せ替え(=シミュレーション)をするのですが、そのとき似合う色、パーソナルカラーをふまえてやっています。似合う色がわからないと似合うデザインもわからないんです。
イメージコンサルティングでは診断をパーソナルカラー→パーソナルデザインの順で行いますが、それはパーソナルデザイン診断にはパーソナルカラーが必要だから。
ではもうすでに自分のパーソナルカラーを知っている(他のサロンで診断を受けました)という場合はどうでしょう?パーソナルカラーがわかっている場合、すぐパーソナルデザイン診断ができるるかどうか。残念ながら…できません。それはパーソナルカラー診断をしながらパーソナルデザイン診断もしているからなのです。パーソナルカラー診断は、結果だけでなく「過程」も必要ということですね。でももっと決定的な理由。受診者がご自身のパーソナルカラーを知ってる場合でも、それでも私がパーソナルカラー診断を行うのは私が自分で見て判断することが必要だから。
診断は「あなたは○タイプです」とタイプを伝えて終わりではありません。その後の服選びのアドバイスも含めてコンサルティングです。買物同行で、そしてアフターフォローの質問をいただいたときのアドバイスは、その方のタイプについて確信がないとできません。当然色についても。そのためには自分で見て、診断をすることが必要なんです。
パーソナルカラーはぱっと見てわかるものではありません。着ている服の色が似合っていると感じたとして、でもドレープ(パーソナルカラー診断用のいろいろな色の布)を当てるまでは「そのタイプかどうかわからない、もっと似合う色があるかもしれない」と考えるのがプロ。実際にドレープを当ててみないと本当にわからないんです。
パーソナルカラー診断中に
パーソナルカラー診断をしながらパーソナルデザイン診断のために見ていること。
似合う色はその人がもともと持っている魅力、長所を引き出します(これは色だけではなくデザインも含めた似合う服を着たとき、さらに引き出されます)。パーソナルカラー診断ではドレープ(パーソナルカラー診断用のいろいろな色の布)を顔の近くに当て、顔色、印象その他いろいろな変化を見て診断をします。そして似合う色を当てたときに私の口から自然と出てくる言葉があります。
たとえば「格好いい」「上品」「色っぽい」「かわいい」など。
「格好いい」ならファッショナブル、ナチュラルなど。「上品」ならグレース、フェミニンなど。「色っぽい」ならロマンス。「かわいい」ならキュート。(各タイプ一例です)。もちろんそのタイプの可能性があるというだけであって決定ではありません。ですがヒントになります。
似合わない色を当てたときの各タイプの見え方などもあるのですが、これは口に出すことは少ないです。たいてい言われて嬉しくない言葉なので…。でも言わないけれど感じてはいます。これもパーソナルデザイン診断のヒントになります。
ドレープを当てたときの印象を私が感じることが、パーソナルデザイン診断には必要なのです。パーソナルカラーが○タイプであるという結果だけでは、パーソナルデザイン診断をするには足りないということですね。
しぐさ
各パーソナルデザイン・タイプ毎にしっくりくるしぐさや態度といったものもあります。たとえばナチュラル・タイプなら動きが大きく早い。ちょっと大ざっぱな感じの動きとか。ナチュラル・タイプの方はそういうしぐさがしっくりくる。細かくちまちました動きとか、あまりにきっちりした態度だとなんだかそぐわない感じがしたり。
ロマンス・タイプならおっとりゆっくり、そして姿勢に曲線。姿勢に曲線というのは首をかしげていたりとか、しゃきっと真っ直ぐではなく柔らかく曲線な姿勢。これ、おそらく無意識にされているのでご自身は自覚がなかったりします。厳しい学校の先生(?)とかからはきちんとしなさい!なんて言われそうですが、やっぱりロマンス・タイプの方がこうしているとしっくりくるんです。またロマンス・タイプの方があまりにしゃきしゃきしていると、見ているこちらが落ち着かなかったり。
パーソナルデザインの各タイプ、こういうしっくりくるしぐさ、態度ってあるんです。それを他のタイプの人がやると違和感を感じたり(ということは、全ての人が印象がよくなるしぐさとか態度とかがあるわけではないということですね)。そしてこれが大事な点ですが、そういうしぐさ、態度をしている人がそのタイプということではないんです。
たとえば「動きが大きく早い」人が全員ナチュラル・タイプなのではありません。「おっとりゆっくり、姿勢に曲線」な人が全員ロマンス・タイプということではないんです。
その受診者の動きが大きく早くてそれがしっくりくると感じたらナチュラル・タイプの可能性あり。大きく早く動くことに違和感を感じるならナチュラル・タイプではないかもしれない、ということなんです。この違い、伝わるでしょうか?
こういったこともパーソナルカラー診断をしながら、もっと言えば受診者がサロンに入ってこられたときから見ています。(パーソナルデザイン診断で見ているところについては、どれか一つが決定打ということはなく総合的に判断しています。また他にも見ていることはたくさんあります)
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