パーソナルデザイン

スニーカーでおしゃれ

Akiko Kogure

最近は本当にスカート丈が長くなりましたね(2017年現在)。この流行、ほっとしてます。短いスカートは(多くの)大人の女性にとっては難しい。以前は買物同行で困ることも多かったのです。

他にも大人の女性にとって難しいアイテムはいくつかあります。今回はスニーカーについて。スニーカーも大人の女性がおしゃれに履くのは難しいアイテム。ただしスニーカーを履いてはいけないといっているのではありません。歩く距離や足の調子などにより、スニーカーを選ばざるを得ない状況もあるでしょう。でも基本的にはスニーカーを「おしゃれに見せる」のは難しいのです。

パーソナルデザイン

似合うものを身につけるとおしゃれに見えます。似合うデザインはその人の外見の雰囲気に合うもの。パーソナルデザインはその人の外見の雰囲気や似合うデザインについて、大きく6つのタイプに分けています。

スニーカーが難しい理由

このパーソナルデザインを使って、スニーカーが大人の女性に難しい理由を説明します。ちなみにどうして「大人の」とつけているかというと、若い方はタイプとしては似合わない、つまり外したものもそんなに悪くないといったことがあるからです。年齢を重ねるほど、似合う/似合わないがはっきりしてきます。

スニーカーはカジュアルなアイテム。フォーマル感が外見の雰囲気にあるファッショナブル・タイプ、グレース・タイプにとっては相反するイメージ。またスニーカーは男っぽさを感じさせるといってもいいでしょう。となると外見の雰囲気に女らしさのあるフェミニン・タイプ、ロマンス・タイプにとっても合うとは言い難い。

そして「カジュアル、男っぽい」ということは、それが外見の雰囲気にあるナチュラル・タイプはスニーカーが得意。キュート・タイプは…キュートはスニーカーに関しては合う、合わないどちらもあり得ます。スニーカーのデザインにもよりますし、ボーイッシュ・タイプは合う方が多いでしょう。

またこれは外見の雰囲気だけではなく、着る服との相性からも説明できます。たとえばフェミニン・タイプの方はフリルやボウタイブラウスなどやさしく上品で女らしいアイテムがよく似合いますが、その服にスニーカーを合わせたらどう見えるでしょう?

余談。コットンの白シャツについても同じようなことがいえます。コットンの白シャツは1枚持っておくと便利、誰でも似合うといわれることがありますが、やはりナチュラル・タイプ以外の大人年齢の女性にとっては難しいアイテム。

元は男物、つまりメンズっぽいから→フェミニン、ロマンスにとっては難しい
ふつうっぽく見えるから→ファッショナブル、キュートにとっては難しい
カジュアルだから→グレースにとっては難しい

難しい人のほうが多い

ご自身のパーソナルデザインを知らないという方は、先ほどの説明はよくわからないかもしれません。ですが次のように捉えてみてください。6タイプのうち1タイプ(ナチュラル・タイプ)はスニーカーが似合います。でも残りの5タイプはあまり得意とはいえない、または似合わない。つまりスニーカーは大人の女性にとっては、おしゃれに見せることが難しい人のほうが多いのです。

スニーカーが似合わないとか、微妙…と感じている方へ。流行っているから、たくさんの人が履いているから私も似合うはず…といった思い込みは捨ててください。もちろん履かざるを得ない場合は避ける必要はありません。そうではなくて、無理しておしゃれに見せようと頑張る必要はないということです。

スニーカーを履くなら

それでもおしゃれに見せたいなら

大人の女性にとっては、おしゃれに見せたいならプレーンなパンプスのほうが簡単です。さまざまなコーディネートに合います。スーツやワンピースにはもちろん、Tシャツ&ジーンズに合わせることもできます。

一方(ナチュラル・タイプ以外の)大人の女性がスニーカーをおしゃれに履くには、工夫が必要です。たとえば…先日見かけた女性はすごくおしゃれにスニーカーを履いてました。10代20代ではない、大人の女性でした。

まずはスニーカーの選び方。いかにもスポーツ用ではなく、デザインや素材に上質感がありました。そして色。服の色とよく合っていました。服は白×黒×グレー。スニーカーは白×黒。そして服もトップスにスポーツテイストを取り入れたきれいめなカットソー。色もデザインも、服とスニーカーがつながっている。スニーカーがちゃんとコーディネートの一部になっている。

これくらいまでやらないと、スニーカーがとってつけたようになってしまう。服はおしゃれなのに歩きにくいからスニーカーを履きました、になってしまうんですね。カジュアルやスポーツテイストが似合うナチュラルさんなら、そもそも服とスニーカーが調和する。でもナチュラル・タイプ以外の方は、おしゃれに見せたいなら服にも工夫がいるということ。

スニーカーの選び方

スニーカーが得意ではない方は、おしゃれに見せようと頑張らなくていい。機能として必要だからスニーカーを履くと、割りきったほうがいいと思います。そう割りきったうえでのスニーカー選びなら。

とにかくスニーカーを目立たせないようにする。色はソールも含めてなるべく単色で、よくはくボトムやタイツなどと色をそろえる。形もなるべくシンプルに。カラフルでごついものはスニーカーが目立つし服とのバランスがとりにくい。当然ながら汚れやくたびれた感じはNG。スニーカーだからこそパンプスなど以上に、きれいであることを心がける。

一例として黒いボトムが多いならソールも含めて黒一色。ベージュ系のボトムが多いならベージュまたはダークブラウンなど。そしてハイカット、レザー素材のスニーカー。これならショートブーツのようにも見え、服とのアンバランスも目立ちにくくなります。

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木暮亜紀子
木暮亜紀子
PetitPas-プティパ イメージコンサルタント
きれいにおしゃれに見える服やメイクは、ひとりひとり異なります。あなたに合った服選びやコーディネート、メイクを具体的にアドバイスいたします。(ベストカラーコム認定コンサルタント)
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