メイクに思うこと
(この記事はアメーバブログで5回に分けてお伝えしていたものを一つにまとめたものです)
メイクの効果とは
「はじめまして」のとき、はじめに見るのが顔ですね。(顔を見なかったり、たとえば全身を見る―上から下まで視線が動く―ようなことをされると、とても失礼な感じがしませんか?)また話をするときは顔を見て…ですよね。
顔はやはり、印象への影響が非常に大きいです。そして女性はメイクで印象をよくすることができるのですが、これを利用していない、また利用のしかたがわからない人も多いようで、もったいないと思うことがあります。
顔って自分では見えないんですよね。特に人と会っているとき。その状態で鏡を見るわけにはいかないですから。でも相手から、人からは自分の顔を見られています。まずそこを意識できると効果的なメイクしようかなという気になるかもしれません。
先ほどお伝えしたもったいないというのは、私からはメイクをしていないように見える人が多いから。本当にすっぴんなのかもしれないし、メイクをしていてもすっぴんに見える人もいるでしょう。ファンデーションをつけているのはわかるけれど、メイクの効果が見えないという方も。
・顔色がよくなる
・印象がよくなる
これが私が考えるメイクの効果です。これが感じられなければいくら塗ってもメイクしていないように見えたり、ただ塗っているだけのように、場合によっては厚塗りに見えることも。でも自分の顔はふだん見えないので…、どんなふうに見えているか、気づきにくいです。
ポイントは口紅とチーク
フルメイクなのに顔色が悪く見えたのは
ですがこれ、人のことは言えません。数年前の私がそうでした。私、ちゃんとフルメイクをしていたんです。ファンデーションはもちろん、口紅やチーク、アイメイクも。ですが周りの人からは「顔色が悪い」とよく言われていて、顔色が悪く見える理由がメイクの色が合っていないからということには全く気づいていませんでした。その後、自分に合う色を知り、似合う色(特に口紅とチーク)でメイクをするようになってはじめて、色が合っていなかったことに気づいたんです。

ビフォーの口紅とチークは、以前の私の好み(オレンジ系)の色です。アフターは、私のパーソナルカラー冬色の口紅とチークです。ファンデーションは同じ色を使っています。
メイクで印象をよくすることができます。というより印象をよくする、きれいになるにはメイクがいちばん大事だしいちばん簡単ともいえます。そのメイクは難しいテクニックは不要。自分に合う色(特に口紅とチーク)でメイクをするだけ。これだけなんです。
印象がよくなる理由
ところでどうしてメイク、特に口紅とチークで印象をよくすることができるのでしょう?ポイントは「赤み」です。唇や頬に赤みが感じられると健康的に見えるんですね。血色がいいということ。健康的=印象がいい。ではどうして健康的だと印象がよくなるのでしょう?
健康的かどうかということについては、本能的なものもあるのではないでしょうか?防衛本能というのでしょうか、自分の身を守るために不健康なところには近づきたくないというような。単純に考えても不健康でしんどそうな人より、元気でいきいきしている人に魅かれません?
と一応考えられる理由を書いてみましたが、あまり難しいことは考えず…、まずは唇と頬に赤みをのせてみてください。赤みということは、たとえばベージュ系の口紅などは、そういう効果(顔色がよくなる、健康的に見える)が得にくいです。
色選び
また色が合っていないと、いくら赤みの色を選んでももの足りなかったり、逆に口紅やチークの色だけ目立ったり。ただ赤みの色を選べばいいというわけではないんですね。
口紅(に限らず化粧品全般)は見た目(スティックなどの状態で見たとき)と実際につけたときの色が違ってみえるものも多いです。そしてパーソナルカラーはそこを利用します。パーソナルカラーとはその人の肌、目、髪の色に調和する色のグループ。パーソナルカラーの口紅なら、口紅の色と唇の色が調和して、唇が自然かつ華やかな赤みになるんです。また口紅の色の中にはスティックの状態で見ると「これ、赤みの色?」と思ってしまうような色もありますが、実はそういった色をつけると自然な赤みに発色する人もいるんです。
要は口紅の色だけで判断せず、唇に実際にのせて自然かつ華やかな赤みが出る色を選びましょうということですが…ちょっと難しそうですよね。ということでパーソナルメイクレッスンでは、口紅やチークの色の選び方やチェックのしかたもお伝えしています。
ファンデーションは…
口紅とチークで顔色や印象がよくなるのですから、この2つでメイクが決まるといってもいいくらいです。ということはファンデーションは薄くてOK。
ファンデーションは厚いとよけい年齢を感じさます…。私もそうですが、年齢を重ねると肌には隠したいものも出てきますよね。それを隠そうとしてファンデーションを厚く塗るとかえって目立ちます。でも口紅とチークで印象がよくなると、隠したいものは見えてはいるのですが、そこに目がいかなくなるんです。人は相手の外見の「部分」ではなく「全体」を見ます。口紅とチークで印象が良くなれば、その人全体がきれい、すてきと感じられるのです。
これはたとえば肌に合うファンデーションが見つからなくてという方や、夏など汗でファンデーションが…という方にとってもいいですね。
メイクのテクニック
私自身の経験でいうと、自分に合う色がわからなかった頃の悩みは「どうしたら目の下のクマが隠れるの…」「なんだか顔がぼやっとしている」「顔色が悪い」。そしてこのような悩みはメイクのテクニックやそういう効果のある化粧品を使えば解消すると思っていました。なので雑誌や本で研究し、いろいろな化粧品を試しましたが…ダメでした。
でも自分がイメージコンサルティングを受けて「すっぴんに似合う色の口紅&チーク」で顔色が良くなったのを見て、そしてコンサルタントとして多くの人が似合う色の口紅&チークをつけたところを見てきて、そしてメイクのアドバイスをしてきて思うのは、似合う色の口紅&チークがあればテクニックなしできれいになれるということです。
ところでここまではおもにメイクの色についてのお話でした。ですがメイクは色だけではありません。たとえばメイクを濃くすると舞台化粧のように大げさになってしまう人がいます。かと思えばナチュラルメイクではもの足りない、手抜きしている感じになってしまう人もいます。ビューラーや付けまつげなどまつげを強調することも、誰にとっても効果的というわけではないんです。
メイクの色選びについてはパーソナルカラーでわかります。そしてどのようなメイクが似合うかはパーソナルデザインでわかります。今メイクで悩んでいる方、メイクの効果を実感できないという方はぜひ、ご自身に似合うメイクを知り、テクニックいらずできれいになれるメイクを身につけてほしいと思っています。
イメージコンサルティング