服選びのヒント

シルエットとサイズ、着こなしについて

Akiko Kogure

(この記事はアメーバブログで2回に分けてお伝えしていたものを一つにまとめたものです)

先日買ったお気に入りのコートを使って、シルエットとサイズ、着こなしの話をしますね。

シルエット

まずシルエット。最近(ここ2~3年でしょうか)、シルエットの大きなものが増えてますね。カットソーやニットの他、ジャケットやコートなどもシルエットの大きなものをたくさん見ます。

大きいシルエットはおしゃれに着こなすのは、案外難しいです。パーソナルデザイン・タイプも限定されます。得意なのは(デザインにもよりますが)ファッショナブル・タイプとナチュラル・タイプ。つまりどんな人にも向くシルエットではないということですね。また太っていると自分で思っている人は、体の線から離れた大きいシルエットを選びがちだと思うのですが、大きいシルエットの服は体のボリュームを実際以上に感じさせてしまうことがあります。

先日見つけたこのコートは細身につくられていて、そこも気に入ったポイントです。

サイズ

そしてサイズ。私は9号の服が多いですが、このコートは11号を選びました。7号を選ぶこともあります。数字にこだわらず、着てみてどうかで選びます。

サイズについては、ただただ数字にこだわる人も多いようです。「私は絶対○号!」というように。服のサイズはメーカーやブランドにより、またそのシーズンの流行により、さらに言うとデザイン1点毎に違うと思っているくらいでちょうどいいです。

だから試着が大事なんですね。買物同行で試着をおすすめしたとき「私は絶対○号!」と言う方も、そのサイズを着ていただいて違うと感じたら下(または上)のサイズを着ていただきます。そうすると「あら?こちらの方がきれい…」。数字(M、Lなどの記号も)はただの基準です。実際着てみてどうかということを大事にしてくださいね。

着こなし

服のデザインそのものだけでなく、着こなしにも似合う/似合わないがあります。着こなしって言われると、難しそうな感じがしますか?でもちょっとしたことなんです。ちょっとしたことで違いが出てきます。ということで着こなしの実例を先日購入したコートを使って、いくつかあげてみます。

1 ボタンを上まできっちりしめて、ベルトは左右対称の蝶結び、そして結び目が前中心にくるようにしています。

きっちり、左右対称。このような着こなしはグレース・タイプ、フェミニン・タイプの方におすすめです。ただしこの2つのタイプの方は、ファーのボリュームをこのコートよりも抑え気味にしたほうがいいかもしれません。(サブタイプにもよります)。またグレース・タイプなら、リボン結びがしっくりこない場合はバックル付きのベルトを試してみてください。

2 ボタンは一つあけ、ベルトは片結び、結び目を中心からずらしています。

この着こなし、そしてコートの素材、シルエット、丈、ファーのボリューム感などからこれはキュート・タイプにおすすめ。結び目をずらすだけでもキュート・タイプに必要な「変化」になります。(キュート・タイプはファッションのどこかに変化(少し変わったもの、面白いものなど)があるとおしゃれに見えます)

ボタンは上までとめてもいいですし、あけてネックレスやスカーフ、ストールなどを見せてもいいですね。

3 2の画像との違いがわかりにくいかもしれませんが、2よりさらに、ボタンを開けています。ベルトは「輪」ができない結び方で、やはり結び目は中心からずらしています。

この着かたが似合うのは、ラフな感じが似合うタイプ、ナチュラル・タイプです。ただしこのコートよりもっと似合うデザイン(たとえばロング丈のトレンチコートなど)がありますので、着こなしだけ見てください。

前を全部開け、ベルトも結ばないで両ポケットにベルト端を入れる着かたのほうがもっと似合います。トレンチコートなどの衿を立てるのもいいですね。開けた着こなしが似合うといっても寒いときは前を閉めてくださいね。。。大判のストールをラフに巻くと防寒+おしゃれ度アップで一石二鳥です。

みなさん鏡の前で、いろいろ試してみてください。またコート以外のアイテムにも応用してみてください。

パーソナルデザイン・タイプがわかると、似合う着こなしもわかります。

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木暮亜紀子
木暮亜紀子
PetitPas-プティパ イメージコンサルタント
すてきになる方法、おしゃれに見せる方法をわかりやすく伝えることを得意としています。
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