服選びのヒント

流行について

Akiko Kogure

(この記事はアメーバブログで2回に分けてお伝えしていたものを一つにまとめたものです。またタイトルを変更しています)

CATEGORY[服選びのヒント]では、より具体的な「似合う」をお伝えしています。

流行をどう取り入れる?

各パーソナルデザイン毎に似合う形というものがあって、それは不変…と思われているかもしれないですがそんなことはありません。変わります。特に時間に左右されます。着る人の「年齢」とそのときどきの「流行」。

今回は流行についてお伝えします。

今着る服を今買えば

たとえばグレース・タイプはオーソドックスなものしか似合わないから流行は取り入れられないと思われているかもしれませんが、そんなことはありません。たとえばシルエットやボリューム感。これはそのときどきの流行がとても影響します。オーソドックスなものにも。

グレース・タイプの方がオーソドックスなものを選んだとしても、今着る服を今買えばそれだけで流行が反映されているということ。

流行は取り入れなくてもいい

どのタイプの方もその流行が似合うものであればもちろん取り入れられますし、おしゃれの巾が広がって楽しめると思います。

たとえば服のボリューム。キュート・タイプの方は基本的にはコンパクトなシルエットが得意。なのですがオーバーサイズのロングジャケットが出始めたころに、キュートアバンギャルド・タイプの方に買物同行で試着していただいたらよく似合う。アバンギャルド・タイプの似合う要素のひとつが最新流行。

ですが流行は別に取り入れなくてもいい。各タイプの基本をもとに服を選ぶ、それが流行しているものではなくても十分すてきになれるから。

得意ではないけれど取り入れたいなら

その流行があまり得意ではない、でも取り入れたいなら時期を選ぶこと。ある程度見慣れたころ、比較的多くの人が身につけるようになってから取り入れる。また似合う要素を意識する。

たとえば過剰な装飾。ナチュラル・タイプの方、グレース・タイプの方はあまり装飾は得意とはいえないのですが…。袖コンシャスって覚えていますか?大きく過剰なデザインの袖が流行っていた時期があったのですが、当時あるナチュラル/(サブ)グレース・タイプの方の買物同行で、かなり控えめなデザインでしたが似合う袖コンシャスのトップスを見つけました。袖コンシャスをある程度見慣れたかなという時期でした。また全体としてその服にはグレース・タイプの方に似合う要素、上質さを感じました。

たとえば丈。キュート・タイプの方は基本的には短めが得意。ミニスカートやクロップト丈のパンツなどが似合います。ですがここ数年、スカート丈は長いですよね。スカート丈が長くなりだしたころキュート・タイプの方の買物同行、どうしよう…なんて思ったこともあったのですが、問題ありませんでした。キュート・タイプの方もみなさん個性的なデザインなどのロングスカートをすてきに着こなしています。これもやはりロングスカートを見慣れたということと、変化のあるデザインを選んでいるということですね。

ポイント

時期(ある程度見慣れたころに)
アイテムやコーディネートに似合う要素がある

パーソナルデザイン別、流行を取り入れる時期

流行を取り入れる時期についても各タイプ、基本的な考え方はあります。

流行を取り入れるタイミング
これは2018~2019年のコートのシルエットについての記事なのですが、特に読んでいただきたいのは流行を取り入れる時期。デザインについては現在の流行とは違う内容が含まれますので、時期についてここに簡単にまとめます。

ファッショナブル・タイプ かなり早め。「最新流行」と言われる時点でOK。
ナチュラル・タイプ デザインによって、早めの場合とゆっくりのほうがいい場合があります。
グレース/フェミニン/ロマンス・タイプ ゆっくりめ。ある程度見慣れたかな、くらいの時期に。
キュート・タイプ かなり早めOK。特にアバンギャルド。

もちろんその流行が似合うものであれば、ゆっくりのタイプでも早めに取り入れられます。

流行とはモノを売る仕組み

流行について最近感じたこと、私の考えなど。

流行とは「モノを売る仕組み」。キュート・タイプは基本的には小さいものが得意。ですがここ数年の流行でシルエットの大きなものや長いものにすっかり目が慣れました。私はキュート・タイプですが去年(2020年)からメンズライクな大きめボックスシルエットのジャケットを着始めました。スカートも長いものばかり着るようになっています。

でもまたミニスカートがたくさんお店に出てくるようになりましたね。それもかなり短め。最近の買物同行はたまたまキュート・タイプの方が重なったのですが、みなさまよく似合っていましたし、新鮮でした。

長いスカートが流行ってそれが十分行き渡り、飽きたころにミニスカートが出てくる。新鮮に見えて購買意欲がかきたてられる。たくさんの人が身につけるようになれば、さらに買いたくなる。

私自身は流行は取り入れても取り入れなくても、どちらでもいいと思っています。でも流行を取り入れないと流行遅れな感じになるのではという心配があるかもしれません。

ですが似合うものを着るとあなた自身がとてもすてきに見えるのです。それが流行しているものではなくても流行遅れになりません。また今買って今着れば、それがオーソドックスなデザイン、定番のアイテムであっても今の流行が加味されています。

・似合うものについての説明などは一例です。同じタイプでもひとりひとり個性があり、似合うものは異なります。
・具体的には診断を受けたコンサルタントに相談することをおすすめします。
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木暮亜紀子
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PetitPas-プティパ イメージコンサルタント
すてきになる方法、おしゃれに見せる方法をわかりやすく伝えることを得意としています。
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