きれいの基準
久しぶりに梅田を歩くと、おしゃれ楽しんでます!という方をたくさん見かけます。去年の今頃は人出そのものがおさえられていたので比較できないですが、一昨年以前と比べて、おしゃれ上手な方の割合が増えているような気がします。
外出自粛を求められているから、出かけるときはおしゃれしたい気持ちがより高まっている?(今までの外出できなかった分のおしゃれ心を集中?)そういう風景は見ていて楽しい~!と思っていたのですが、あれ?と感じたこともありまして。
おしゃれを楽しんでいる人は、若くてスタイルがいい人ばかりのように感じる。おしゃれも画一的……ファッション雑誌に出てきそう。みな程よくトレンドをおさえていて、今風。けれど…みな同じに見える。
今ってきれいやおしゃれの基準が狭いのでは?と感じます。
ファッション雑誌に出ているような、今期マストの、でもテイストは一律なファッションが似合う人が、おしゃれできれいな人。そういったファッションが似合うのは、若くてスタイルのいい人。・・・だから若くなくて、一般的にいいとされている体型以外の人は、おしゃれができない?きれいじゃない?
こんなことも感じました。
ホワイトニング、脱毛、パーソナルカラー、骨格…。一般人に求められるレベルが年々上がってきている気がしてたまにメッッッチャ疲れるんだけど?!?!なんかもうムダ毛とか言わないで、無駄な毛なんてないよー!とか言うの流行らんかな??
— のぼりもえ (@_mme16) June 6, 2021
外から求められる圧、これって若い人のほうが感じやすいかもしれない。おしゃれを楽しんでいるように見える若い方の中には、本当は自分ではそうしたいわけではないけど、そうしないといけないような気がしておしゃれを頑張っている、という方もいるかもしれない。
きれいの基準が狭いというのは、やっぱり外からの圧。でもそれに従う必要ってあるのかな?抵抗するのが大変なのはよく分かる。私がそうだったから。でも外に基準を置いていると、しんどいまま。
私が、基準を外から自分に置くこと(いわゆる自分軸)に変換できた…いえ、今だってまだグラグラするけれど、方向を変えようと思えたのは、イメージコンサルティングのおかげといってもいいかもしれません。
最初は「人からどう見られるか」だったんですよね、イメージコンサルティングを受けた最初の動機は。おしゃれに見られたい、きれいに見られたい。ファッション雑誌に出てくるようなおしゃれな人に、憧れの女優さんのようなきれいな人になりたい。
(他にもコンサルを受けた動機はあります。プロフィール)
イメージコンサルティングを受けて、似合う服を着て似合うメイクをしたとき。「あれ、私って悪くないかも。というかきれいかも」と思えました。
それまで自分をきれいと思えたことがなくて、ここがダメあそこがダメと、いつもダメ出し。。。今考えるとファッション雑誌に出てくるようなおしゃれ、憧れの女優さんのようなきれいと比較してたんですね。私は体型も顔立ちもそういった一般的にきれいとされているものからは外れている。だからダメ、と。
似合う服、似合うメイクで、体型や顔立ちが変わるわけではありません。ファッション雑誌や女優さんのようになるわけではない。それでも自分をいいかも、きれいかもって思えたんです。
ここでのポイントは、(人から見てどうかはわからないけれど)「自分で自分をきれいと感じる」かどうか。
とはいえそれですぐ自分軸に変われたわけではなく(そもそも基準を外に置いていることすら気づいていなかった)。人からどう見られるか、という視点で自分を見てしんどくなっている状態は続いていました。
ただ似合う服やメイクで、自分をいいかも、きれいかもって思える回数や時間を重ねることで、少しずつ気づいて方向転換していくことができたんだと思います。「あれ?私、外の基準、外からの評価を、『私』より上にしてる?」「外の基準に合わせようとして、自分をしんどくしてない?」「外からの評価を得ようとすることは、本当に私を幸せにしてる?」
そしてとても強力だったのは、クライアントさまの「きれい」をたくさん見せていただいたこと。クライアントさまは年齢も体型もさまざま。さまざまなクライアントさまが、コンサルティングで似合うメイクをされたとき。買物同行で似合う服を身に付けられたとき。本当にそれぞれの美しさを見せてくださいます。例外なしに。
先ほどの私の経験は、似合う服とメイクで「自分で自分をきれい」と感じたけれど他人が見たらどう思われるかわからない、でした。
でもクライアントさまから教えられたのは「もしかしたら客観的に見てもきれいかもしれない」。
ただ、やっぱり他人から見てではなく「自分がどう感じるか」が大事。
たくさんのクライアントさまのおかげで、きれいの基準はひとつじゃない、ということを実感させてもらいました。自分を基準にしていいんだ、と。むしろ自分を基準にしないときれいにはなれない、と思っています。
「自分軸」は、外見についてだけではなくて。
最初は外見について自分軸でいいんだ、外の基準に合わせるのではなく、自分を基準に自分をきれいにすればいいって気づけたのですが、それは内面にも影響していきました。今、他人軸で生きるのがしんどいから変えたいなら、まず内面から変えるというのもあり。(というかこのほうが一般的ですね。いろいろなセッションやワーク、セラピーなどありますよね)
といいつつ外見から入るのもありかな、と。外見から入る利点は、効果がすぐ目に見えること。本当はおしゃれをしたいけれど今あきらめている…という方には特におすすめ。
そういえば以前、コーチングの先生がこんなことをおっしゃっていました。
「内面にアプローチするコーチングは、変化が見えるまで少し時間がかかる。でもイメージコンサルティングは外見にすぐ変化が表れるし、それは内面にも影響しますね」と。