パーソナルデザイン

足さなくていい、足さないほうがいい(例外)

Akiko Kogure

足さなくていい、足さないほうがいい(原則)
続きです。

基本的には、ナチュラル・タイプの方、そしてグレース・タイプの方は余計な飾りを避け、シンプルを心がけたほうがいい(=原則)のですが、服の基本の形に”プラスアルファ”が全てダメというわけではなく、各タイプに似合う要素であればOK。ナチュラル・タイプの方なら、たとえばさりげないもの。スリットならばアシンメトリーではなくサイドスリット。

ところで柄について。グレース・タイプの方はどうしても柄がうるさく感じられて、無地を選ぶことが多いのではないかと思います。柄をうるさく感じるのはつまり、足す必要がないということ。

でも全ての柄がNG、ではありません。大げさな感じや派手なものを避け、都会的で上品、を意識する。柄として目立ちすぎない、大きすぎたりくっきりしすぎたりしないもの。究極的には地模様ですが、他にもあります。

ナチュラル・タイプの方も柄が苦手で手持ちの服は無地ばかり(特にサブがグレースの場合)、という方も多いと思いますが、おそらくご自身で思っているより似合う柄があります。
(でもナチュラルさんもグレースさんも、無地が似合う、柄を足さなくてもじゅうぶんすてき、とも言えます)

少し話がそれました。前の記事で流行などで見慣れてくると、余分な装飾などセオリーから外れたものでもいける、というものも出てくるとお伝えしました。もうひとつ、余分な装飾がじゃまになりにくい場合があります。

メインとサブ、割合も含めてほぼ同じタイプのおふたりのそれぞれの買物同行で、似合う服の「違い」をはっきり感じるということがありました。おふたり、仮にAさんとBさんとしますが、ともにナチュラル/(サブ)グレース・タイプ。

Aさんはまさに原則どおり、シンプルなものがとてもすてきで、余分な装飾はまさに余分、いらないと感じました。ですがその後のBさんの買物同行では、ある程度の装飾OK。思ったより”プラスアルファ”もいける、という印象でした。

その違いはどこからと考えたとき、おふたり、いちばん大きく違うと感じたのは「大きさ」。実際の身長、体格ということもありますが、それよりも「どう見えるか」。そして太っているかどうかではありません。AさんもBさんもスタイルがよく、またお二人とも身長は高め。

でもAさんは華奢な印象、Bさんは大柄な印象でした。その「大きく見える」というところが(ある程度の)装飾をOKとするのでは?ということで、ナチュラル/(サブ)グレース、またその逆のグレース/(サブ)ナチュラルの他のクライアントさまを思い返してみると、この考え方に当てはまる方は多いようでした。

身長がそれほど高くなくても、大きく「見える」方はシンプル”プラスアルファ”もあり。身長的には大きくても、大きさを感じさせない方は、あまり装飾は加えずシンプルなほうがベター。

個人的には私はシンプルが似合うっていいな、羨ましいと思うのですが、装飾OKなのかはこの「大きく見えるかどうか」。実際の身長よりもどう見えるかなので、ご自身でわからなければコンサルタントに聞くのが早いと思います。

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木暮亜紀子
木暮亜紀子
PetitPas-プティパ イメージコンサルタント
すてきになる方法、おしゃれに見せる方法をわかりやすく伝えることを得意としています。
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